緑内障の手術の有効性に関する調査があります。

緑内障の手術について
 

白内障と合併している場合についてもまとめました。

緑内障は、進行性の病気であるがゆえに、早めに治療をしてあげないと失明に至ってしまいます。

緑内障では、薬剤治療とともに手術も行われることがありますが、手術治療はどのくらい有効でどんなリスクがあるのでしょうか?
 

緑内障の手術:線維柱帯切除術とは? 

眼圧が高いタイプの緑内障は、一般的に眼圧を下げるために線維柱帯切除術(せんいちゅうたいせつじょじゅつ、別名:トラベクレクトミー)が行なわれます。

線維柱帯を切除することによって、眼圧を上げる原因となっている房水(ぼうすい)という液体の流れを良くする手術です。

緑内障では、眼圧が高いために視神経が徐々に障害を受けますが、この手術は、障害を受けた視神経を改善する治療ではなく、眼圧を下げて今後の進行を防ぐことを目的としています。
(視力や視野が良くなるわけではありません)

Ophthalmology誌(眼科専門誌)2015年11月号に、国内で線維柱帯切除術を受けた人の術後5年間を追跡調査した研究結果が発表されましたが、この手術の結果を見てみましょう。
 

緑内障の手術:術後5年後は高い成功率。

研究の結果、線維柱帯切除術を受けた人の平均眼圧が、術前約25mmHgから術5年後には13mmHgにまで有意に低下していることがわかりました。

さらに、眼圧の値(IOP)が術5年後4mmHg<IOP<22mmHgに収まったのは約70%と高い成功率でした。

しかし、約3割の人は成功せず、再手術が必要となることもあり、3回目以降の再手術では効果が認められないという結果になりました。
 

白内障も合併している場合は?

緑内障は40歳以上に多いため、白内障を合併している患者さんも多くいらっしゃいます。

そのため、緑内障の手術と同時に白内障の手術を行うことも多くなってきました。

今後、高齢社会で緑内障の患者さんが増加することが予測されており、緑内障と白内障の同時手術の件数が多くなるとされています。

そこで、様々な研究が行われているのですが、線維柱帯切開術と白内障手術を同時に行っても、術後予測屈折値(ピントの合い方)への影響は小さいようです。

しかし、同時に手術を行うことで、手術不成功率が上がる、つまり、術後眼圧コントロールがうまくいかないケースがやや増加することもわかりました。

白内障は進行すると、眼のレンズが白く濁って見えなくなるため、ひどい濁りの場合は手術が必要です。

しかし、緑内障のコントロールをしっかりしなければ、大もとの視神経が障害されるため、白内障を治療してもいずれ見えなくなってしまいます。

緑内障及び白内障手術に同時手術関しては、手術道具も技術も徐々に進歩しているので、今後より安全で快適な手術を受けられるように期待できそうです。


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