急性緑内障と慢性緑内障
緑内障には、
・突然発症して急激に進行する急性緑内障と、
・ゆっくり進行する慢性緑内障
があります。
急性緑内障の症状・発作について
緑内障は多くの場合、ゆっくり進行し、自覚症状が乏しいことが多いのですが、時に、激しい症状を伴う急性緑内障が発症する場合もあります。
(眼圧が急激に上昇し、症状が現れます)
これを急性型緑内障といいます。
急性型緑内障は、ある日突然眼圧が上がり(眼圧は40~80 mmHgまで上がることが多い)、視力の低下や激しい頭痛、目の痛み、吐き気などの発作を伴います。
(多くは「閉塞隅角緑内障」と呼ばれる病症)
房水の出口である隅角が閉じることで眼圧が急激に上昇するため、失明の危険性もあります。
急性緑内障発作にみられる症状と治療
・激しい頭痛がする
・目が非常に痛くなる
・目が充血している
・吐き気がする
虹彩の前方への突出、瞳孔の散大や結膜・毛様の充血などが起きている可能性があります。
また、隅角鏡では、広い範囲での隅角の閉塞が確認でき、眼底では、乳頭浮腫や乳頭出血などが起きている場合もあります。
もともと隅角の狭い人に起こりやすく、うつぶせの姿勢や暗い場所での作業、興奮時、風邪薬の服用、薬物による散瞳(散瞳点眼薬, 抗コリン薬内服など)などが引き金になるとも、いわれています。
この発作が現れたときは、すぐに適切な処置を受けないと失明の危険性があります。
大至急、眼科を受診してください。
発作が起きたときや、発作の予防のために、レーザー治療:レーザー虹彩切開術(虹彩光凝固術)等を行います。
慢性緑内障の症状と治療について
慢性型は、眼圧がある程度高い状態が続いて、症状としては疲れ目、肩こりを感じる程度です。
(多くは、「開放隅角緑内障」と呼ばれる病症)
また、慢性型の原発閉塞隅角緑内障では、隅角検査において原発性の隅角閉塞に伴う器質的隅角閉塞(周辺虹彩前癒着)を伴うものと伴わない(非器質的隅角閉塞)ものがあります。
原発開放隅角緑内障と区別するためには、隅角鏡検査が必要となります。
初期段階では無自覚、無症状で、眼痛等もなく、せいぜい目の疲れを感じる程度です。
そのため、しばしば発見が遅れます。
次の段階では視野狭窄が始まりますが、多くは鼻側(内側)の視野から見えにくくなりはじめ、徐々に進行するため、自覚が弱いことが多いです。
緑内障の治療は、まず病院・眼科医による検査から始まり、多くの場合、眼圧上昇を抑え、あるいは眼圧下降を目指して、視神経を守ります。
(緑内障の検査:ハンフリー視野検査等、眼圧検査(眼圧測定)、眼底検査、視力検査、隅角検査等については、緑内障の検査の項目をご覧ください)
そして、通常はまず点眼薬治療(目薬)によって眼圧下降を目指します。
両目それぞれの様子が(右目と左目とで)症状や進行の程度・状態が異なる場合がありますので、左眼と右眼とで点眼薬の種類や頻度が異なる場合もあります。
そして、眼圧下降が十分でない場合や、緑内障の進行の程度や視界悪化・視野欠損の危険性等から、レーザー治療(レーザー線維柱帯形成術・レーザー虹彩切開術・周辺虹彩切除術・レーザー隅角形成術)や手術(線維柱帯切除術・線維柱帯切開術)を選択することとなります。
(詳しくは、緑内障の治療の項目をご覧ください)
急性緑内障と慢性緑内障の原因について
急性型、慢性型、どちらも眼圧(眼球のかたさや張りを保つ圧力のこと)の上昇が原因です。
急性緑内障と慢性緑内障の危険度チェック
慢性緑内障の危険度チェック:
1.最近視力がさがってきた、
2.昼間でも視野が暗い、
3.文字を読み飛ばすことがある
4.両目で見え方が違う、
5.強い近視または遠視である、
6.家族に緑内障の人がいる
7.冷え性である
急性緑内障の危険度チェック
8.はげしい頭痛や吐き気がする、
9.蛍光灯などの周りに虹のような光が見える
10.黒目の周囲が充血している、
11.目に発作的な激痛が起こる
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