子供の緑内障の症状については、こちらをご覧ください。

子供の緑内障の治療は、以下のように行います。

早発型発達緑内障の治療法

手術(線維柱帯切開術、隅角切開術)を、眼圧が下がるまで繰り返します。

早発型発達緑内障治療は、原因が隅角の発育異常であることから、手術によって解決できるため、第1選択は手術療法となります。
薬物治療は手術療法後の補助的な手段として行われます。

手術療法には、以下のようなものがあります。

・隅角切開術

角膜が透明な際に行われます。
1回で90~120度の切開が可能で、3回までは手術の効果があることが多いようです。

・線維柱帯切開術

角膜が透明でない場合等に行われます。
手術の際に、結膜弁・強膜弁を作製する必要があり、豊富な手術経験を必要となります。

・濾過手術

隅角切開術や線維柱帯切開術で効果が得られない場合、行われます。

前述の通り、薬物治療は補助的に行われます。
その際は、原発開放隅角緑内障と同様に、薬物を組み合わせて使用するケースが多いようです。
ただ、対象が子供であるため、体重に対して投与量が多くなることから、できるだけ濃度の低い薬剤から使用するべき点に注意が必要です。

また、その後は、

・定期検査(生涯通う必要がある)
・弱視治療(健眼遮閉(しゃへい)*)
・眼鏡の装用

などを行います。

遅発型発達緑内障の治療法

原発開放隅角緑内障の治療と同様に、薬物治療を行い、眼圧が下がらなければ手術します。
隅角形成異常や著しい高眼圧など早発型発達緑内障と似ている部分も多く、同種の治療が行われることもあります。

その後は、

・定期検査(生涯通う必要がある)
・弱視治療(健眼遮閉(しゃへい)*)
・眼鏡の装用

などを行います。

* 健眼遮閉(しゃへい)
健康な目をあえてアイパッチで隠し、視力の悪い方の目を使うことでみる力を養います。

他の先天異常を伴う発達緑内障の治療

無虹彩症、スタージ・ウェーバー症候群、ペータース異常、神経線維腫などに伴う発達緑内障があります。

発症確率はよくわからず、また、発症時期も幅広いため、そして眼圧上昇の仕組みも異なりますので、治療法は様々となります。
基本的には、乳幼児期に発症した場合は、早発型発達緑内障と同様に、手術療法から始め、小児期以降の発症では薬物治療から始めます。