管理栄養士が解説!目に良いレシピ:シジミエキス(タウリン)を食べるレシピ

網膜症を改善!シジミエキス(タウリン)を食べるレシピ

しじみ

 

みなさんは、『タウリン』という成分をきいたことがありますか。

タウリンとは、アミノ酸の一種で、私たちの体で合成することができる成分です。

筋肉や目の細胞、脳、肺などにもタウリンは存在しています。

今回の記事では、タウリンと目の関係やタウリンをとるレシピについてお話します。

 

目の健康を保つタウリンの作用とは?

タウリンは、目の網膜の細胞にたくさん存在しています。

網膜には、私たちがみたものを光の情報としてとらえる部分があり、その情報を脳へ伝えています。

網膜に栄養が行き届いていないと、疲れ目や目の病気を引き起こす可能性があるのです。

そのため、タウリンは目の健康に欠かせない成分となっています。

現在では、マウスを使った研究においてタウリンを投与したマウスの網膜症が改善されたというデータも出てきており、研究では視力回復などの効果も発表されています。

 

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シジミエキスにもタウリンは含まれている

健康食品やサプリメントで、よく登場する『シジミエキス』。シジミにタウリンが含まれているため、目によい健康食品として販売されていることが多いです。

ただし、商品によって含有されているタウリンの量は異なりますから、シジミをうたった商品だからといって、必ずしもタウリンが含まれているわけではありません。

購入の際には注意しましょう。

なお、タウリンは、食品ではシジミやサザエ、ホタテなどの貝類に多く含まれます。

 

タウリンを食べるレシピ:シジミを使った基本のお味噌汁

材料(4人分)

しじみ1パック(30個くらい)、水500cc、味噌大さじ2.5、酒おおさじ2

作り方

1.しじみの砂好きを行う。
2.鍋に酒と少量の水、しじみを入れ、煮立たせる。
3.貝の口が開いたくらいに火をとめる。
4.3に水を入れ(合計で500cc)を入れ、沸騰させる。
5.味噌をとく。

レシピのポイント

しじみから出汁が出るので、出汁は必要ありません。

酒を少量入れることで、くさみをとってくれます。

出汁の味が足りない方は、水500ccを使うところを、昆布出汁に変えるか、4の段階で少量の科竜だしを加えても良いでしょう。

砂抜きをするときは、ボウルに塩を入れ、4時間程度おいておけば良いです。

寒い時期は5~6時間おきましょう。

塩の濃度は、水に対して1%の食塩水を作ってください。

水道水1Lに対して小さじ2杯で作れます。

貝類は、シジミを使っていますが、アサリを使っても美味しいお味噌汁を作ることができますよ。

 

まとめ

シジミやアサリなど、貝類に多く含まれる貝類は、目の健康を支えてくれる栄養の1つです。

目の健康を保つために、積極的にとっておきましょう。

 

執筆者プロフィール

管理栄養士 おか なおみ
卒業後、管理栄養士として病院や福祉施設での栄養管理、給食管理の仕事に従事。現在は高齢者施設にて入居者様の栄養管理および、質の良い食事サービスを目指して季節感を取り入れたメニューの作成や調理員の指導を行っている。
 


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