【医師が監修】眼圧を下げる為に、絶対にやっておきたい15の緑内障対策(その1)
【医師が監修】緑内障対策に、眼圧を下げるための15の方法(その1)
【医師が監修】点眼(目薬)だけじゃない!?ツボや運動や食べ物など、眼圧を下げる効果のある方法をまとめています
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点眼だけで、眼圧が下がらない方や、
もっと眼圧を下げたい方の為に。
ご自身にあった
眼圧を下げる方法を
見つける一助となれば
幸いです
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【眼圧をしっかり下げたい方に】
緑内障社長の目に良い日記でご紹介している、眼圧を下げる方法のうち、特に重要なものや、人気のあるものを、まとめてご紹介します。
また、眼圧を下げる以外に出来ることも沢山ありますので、ご紹介します。
【眼圧を下げるための15の方法】
この記事シリーズでは15個だけご紹介しますが、全部で約400種類もの方法を当サイトでは全て無料で公開しています。
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【ご注意ください】
全部を一気にやるのは大変です。
眼圧を下げたい気持ちは当然あると存じますが、全てやろうと頑張りすぎないでください。
ご自身に合うと思われるもの、気持ちいいと感じられるもの、好きなもの。
それらを、無理なく、時間やお気持ちの許す範囲でお試しください。
頑張りすぎて、ストレスをためるのは、眼圧に関しては逆効果です(眼圧はストレスで上がります)。
ぜひ、無理のない範囲で、お試しいただければと思います。
【目次】
1. まずはエビデンスある治療から:自分に合う点眼薬(目薬)を見つける
2. アドヒアランス向上:点眼(目薬)を忘れないための工夫
3. 深呼吸で自律神経のバランスを整える:眼圧測定直前に深呼吸するだけでも下がります
4. 楽しいことをする:ストレスは憎悪因子。NK細胞も活性化します
5. 睡眠の質を高めるための8つのポイント、5つのグッズ、その他のヒント
【その2でご紹介】
6. 外に出て、日の光を浴びる:セロトニンを分泌させよう
7. ウォーキングなど、軽い運動をこまめに行う:うつ病予防にも効果的なストレス解消効果
8. お茶やアロマの時間など、リラックスする時間を持つ:生活にリラックスタイムを取り入れよう
9. 眼圧を下げるツボをおす:代表的なツボをご紹介します
10. 森林浴など、リラックスできる場所に出かけてみる:フィトンチッドの恩恵にあずかる
【その3でご紹介】
11. 体の歪みをとる、ストレッチする:歪みチェック項目と原因をご紹介
12. 体の緊張をとる方法を知る:耳・鼻・口を使って、緊張をとる方法
13. ストレスから身を守る方法を知る:ストロー呼吸法等、ストレス対処法をご紹介
14. 眼圧を上げる生活習慣に気を付ける:当てはまるものがあれば、ご注意ください
15. 眼圧を下げるだけではなく、血流改善や老化予防にも取り組む:緑内障研究の新たなアプローチとして、血流等が注目されています
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眼圧を下げるメリットって、あるの?
もちろん、あります。
正常眼圧緑内障のように、眼圧が正常値であっても進行するタイプの緑内障でさえも、目標眼圧として治療前の眼圧から20%の眼圧下降ができると、視野欠損の危険性が下がり、視野が維持できる可能性が高いと言われています。
■ 視神経へのダメージが、少なくなります。
原因不明の緑内障ですが、眼圧が低いほど、視神経へのダメージが少なるなることは、判明しています。
それ以外にも、日常生活の不便さを色々と防いでくれます。
■ 点眼しなくて済む(かもしれない)
本当に眼圧が下がりきれば、お医者様によっては点眼治療を中止なさるでしょう。
(くれぐれも自己判断で点眼を中止せず、お医者様に従いましょう)
■ 点眼薬の本数を、減らせる
ある目薬による治療で、眼圧の下がりが十分でないと判断されると、点眼薬の種類が追加されます。
点眼薬が増えると、目薬に時間がかかります。
なぜなら、ある目薬から次の目薬をさすまでに、通常5分程度の時間を空けますよね。
3種類さすのに、10分以上も、かかってしまいます!
毎日のことですから、かなり不便です。
眼圧を下げることで、本数を抑えられるメリットがあります。
■ お医者さんに行く頻度も、抑えられる
さらに、眼圧の安定状態が続けば、恐らく定期健診の頻度も低くなります。
病院での検診は時間もかかりますし、これもまた日常の負担ですよね。
眼圧を下げて、日常生活の不便さを少しでも減らしましょう。
眼圧を下げる代表的な15の方法
【その1でご紹介(今回)】
1. まずはエビデンスある治療から:自分に合う点眼薬(目薬)を見つける
2. アドヒアランス向上:点眼(目薬)を忘れないための工夫
3. 深呼吸で自律神経のバランスを整える:眼圧測定直前に深呼吸するだけでも下がります
4. 楽しいことをする:ストレスは憎悪因子。NK細胞も活性化します
5. 睡眠の質を高めるための8つのポイント、5つのグッズ、その他のヒント
【その2でご紹介】
6. 外に出て、日の光を浴びる:セロトニンを分泌させよう
7. ウォーキングなど、軽い運動をこまめに行う:うつ病予防にも効果的なストレス解消効果
8. お茶やアロマの時間など、リラックスする時間を持つ:生活にリラックスタイムを取り入れよう
9. 眼圧を下げるツボをおす:代表的なツボをご紹介します
10. 森林浴など、リラックスできる場所に出かけてみる:フィトンチッドの恩恵にあずかる
【その3でご紹介】
11. 体の歪みをとる、ストレッチする:歪みチェック項目と原因をご紹介
12. 体の緊張をとる方法を知る:耳・鼻・口を使って、緊張をとる方法
13. ストレスから身を守る方法を知る:ストロー呼吸法等、ストレス対処法をご紹介
14. 眼圧を上げる生活習慣に気を付ける:当てはまるものがあれば、ご注意ください
15. 眼圧を下げるだけではなく、血流改善や老化予防にも取り組む:緑内障研究の新たなアプローチとして、血流等が注目されています
眼圧を下げる方法その1.
まずはエビデンスある治療から:自分に合う点眼薬(目薬)を見つける
緑内障治療を開始している方のほとんどは、何らかの点眼薬(目薬)をお使いのことと思います。
現在のところ、緑内障治療に有効なエビデンスは、眼圧下降のみです(健康な人の正常値で10-20mm/Hg)。
眼圧以外の要因に関する新たな治療方法として、視神経乳頭の血流改善治療や神経保護治療が注目され、期待されています。
いずれも眼圧降下とは全く異なる、革新的な治療法となる可能性がありますが、今のところ明確な治療効果は未知数とされています
(たとえば、カルシウム拮抗薬内服の有効性を推定する報告もありますが)。
眼圧の上昇は、わずかであっても緑内障のリスクを高めます。少しでも眼圧を下げることの重要性は言うまでもありません。
緑内障の種類によっては、眼圧が正常値であっても進行してしまうのですが(正常眼圧緑内障)、正常眼圧緑内障であっても、目標眼圧として治療前の眼圧から20%の眼圧下降ができると、視野欠損の危険性が下がり、視野が維持できる可能性が高いと言われています。
長く治療に取り組んでいる方はご存知の通り、目薬には様々な効果を持つ、様々なものが存在します。
ある目薬で十分に眼圧低下が見られない場合に、他の目薬に替えることで、効果が得られることも多くあります。
また、一種類だけではなく、複数の目薬を同時にお使いの方も多いことと思います。
眼圧が十分に低下していない方は、種類の変更や追加など、適切に選択することで、効果的に眼圧を下げることができます。
かかりつけ医と共に、ご自身に合う点眼薬(目薬)を見つけましょう。
点眼薬の種類については、こちらを参考になさってください:
緑内障治療で利用される点眼薬(目薬)のまとめ
眼圧を下げる方法その2.
アドヒアランス向上:点眼(目薬)を忘れないための工夫
当たり前のことですが、とても重要です。
緑内障の治療は、長期にわたることが多く、自覚症状もありませんので、治療を成功させるには、
患者さんがきちんと治療方法を実行することが大切です。
これを、アドヒアランスと呼びます。
しかし実際は、点眼を忘れてしまうなど、緑内障治療薬に対するアドヒアランスは
お医者さんが考えるより、ずっと悪いと言われています。
医師の側には、点眼薬等の選択をアドヒアランスが得られやすいように選択したり、
病気の状況や治療方法、副作用等について丁寧に説明したりすること等が求められます。
もちろん患者さんの側も、きちんと点眼することが大切です。
たとえばお酒を飲むのが好きな方。酔っぱらって、点眼せずに寝てしまっていませんか?
自分に合う目薬を見つけたら、お医者様の指示に従って、きちんと点眼しましょう。
点眼薬を目立つところに置くなどして、忘れない工夫をしてみては、いかがでしょうか。
他にも、患者さんが治療方法について積極的に理解し、たとえば点眼薬の種類や効果について知り、治療方法の決定に関わる等するだけでも、
アドヒアランスは向上すると言われています。
点眼薬の種類については、こちらの記事などをご参考になさって、ご自身の点眼薬への理解を深めてみてはいかがでしょう:
緑内障治療で利用される点眼薬(目薬)のまとめ
眼圧を下げる方法その3.
深呼吸で自律神経のバランスを整える:眼圧測定直前に深呼吸するだけでも下がります
点眼以外に、もっとも簡単で、かつ、効果的に眼圧を下げる方法が、深呼吸です。
交感神経が興奮すると、眼圧が上がります。
深呼吸をすることで、神経を鎮めて、眼圧を下げることができます。
実は、深呼吸には、様々な健康効果が期待できます:
・自律神経のバランスを整える
・ホルモン分泌の正常化を図る
・血液を通じて全身に酸素を補給する
・自然治癒力を高める
普段の生活の中で、ふとした時に深呼吸をする癖をつけてみてはいかがでしょうか。
特にプレゼン発表や試験など緊張や興奮をしてしまうタイミングの深呼吸は精神を安定させる意味でもおすすめです。
眼圧を下げる方法その4.
楽しいことをする:ストレスは憎悪因子。NK細胞も活性化します
ストレスが多くの病気の発症の引き金となったり、憎悪因子(状態を悪化させるもの)となったりすることはよく知られています。
緑内障に関しても、眼圧はイライラしたり、興奮するだけでも上がりますし、ストレスが何らかの影響を及ぼしていると考えられます。
うまくストレスを解消するために、楽しいこと、嬉しいこと、そして、笑いのパワーを活用しましょう。
楽しいことやうれしいことがあると自然に笑顔になります。
笑いが、心と体に良い作用をもたらすことが、医学的にも実証されてきました。
最近では、ガン細胞とも戦うNK細胞を活性化し、免疫力も上げると言われています。
日常的に笑うのが難しい、という方は、大きく口をあけて「あいうえお」と声にする、顔の筋肉をほぐすことから始めてみる方法も効果的です。
笑顔を作るだけでも、顔の筋肉が脳に伝わり楽しい感情が湧いてくる、と言われています。
表情が感情を作る、ということですので、無理のない範囲で試してみてください。
眼圧を下げる方法その5.
睡眠の質を高めるための8つのポイント、5つのグッズ、その他のヒント
目が疲れたとき、短時間でも目を閉じて休ませると楽になりませんか?
夜の睡眠には、それよりもさらに目を休ませ、疲労を回復する効果があります。
夜間の睡眠中には、メラトニンをはじめ、成長ホルモンなど多くの種類のホルモンが分泌されて目の細胞が修復されています。
この成長ホルモンが、もっとも多く分泌されるのが、午後10時~午前3時。
この間に睡眠をとることが好ましいとされています。
また、目を休ませるには、睡眠の質も大切です。
睡眠時間の長短には、個人差があるので、自分にあっていれば、時間の長短はあまり気にする必要はありません。
(1日6-8時間の睡眠時間を目安に)
重要なのは、朝起きたときに、よく眠ったと実感できること。
質の良い睡眠をとるためには、以下のような点に注意してみてください:
・寝る2時間前から飲食しない
・夜食を避け、カフェインを含むものを飲まない
・室内の照明は暗めに、就寝前から少しずつ照明を落とす
・12時前には寝る
・外の光が室内に入らない遮光カーテンにする
・乾燥した布団で眠る
・半身浴をして血行をよくする
・入浴後、ストレッチや軽いマッサージをする
また、次のような記事もどうぞご参照ください:
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)が緑内障のリスクに!?
緑内障改善に役立つ、良質な睡眠を得られるおすすめグッズ5選
睡眠の質を高める寝室のためのこだわりの5箇条で、緑内障対策
睡眠前の安眠リラックス体操で、眼圧も低下させ不眠も解消
音楽で質の良い睡眠をとって、緑内障対策
入眠効果の高い音楽を活用して緑内障対策
眼圧を下げる方法、続きはこちら
眼圧を下げる為に、絶対にやっておきたい15の緑内障対策(その2)
緑内障社長の一言コメント
今回は、点眼の重要性にあわせて、笑うことや深呼吸、睡眠など、普段の生活で特に心がけたい習慣をご紹介しました。眼圧を下げるために、皆さまが心がけていらっしゃる情報や、緑内障予防に役立つ情報等あれば、ぜひお寄せ下さい。どうぞよろしくお願い申し上げます。
【監修】大見 貴秀医師
帝京大学医学部卒業。麻酔科標榜医、麻酔科認定医、サプリメントアドバイザー。 日本麻酔科学会、日本抗加齢医学学会(アンチエイジング学会)会員、生活習慣病アドバイザー。
麻酔科医として眼科や外科、脳外科、整形外科など様々な手術に関わる。
「治療」よりも「予防」を重視して診療にあたる現役医師。麻酔科医として勤務するだけではなく、加齢による身心の衰えや疾患に対するアドバイスを行う。
当サイトを、正しく緑内障対策にご活用頂く為に。
当サイトでは、緑内障改善の可能性がある情報を、あえて非常に幅広く掲載しており、医学的治療の範囲を超え、予防・改善の可能性がある情報を発信しております。
これらの情報は、原因不明の眼病である緑内障に対して、効果を発揮する可能性があり、また、お医者様では立場上、提供しにくい範囲の情報であることから発信をしておりますが、これらを行えば、適切な治療等を行わずに済むというものではございません。
医学的治療の範囲を超えて、様々な情報を掲載している目的や、それらの情報を、皆さまの緑内障改善のために、正しくご活用いただくために、以下の記事を一度ご覧ください:
・ 緑内障に立ち向かうために、自分で出来る3つのこと
皆さまの緑内障対策の一助となれば幸いです。
ぜひご覧ください。
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眼圧を下げるだけでは、今は、緑内障対策としては、不十分です。
なぜなら、眼圧を下げても進行するタイプの緑内障が急増しているからです(正常眼圧緑内障と呼ばれ、日本の緑内障患者の72%と言われます)。
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