【ストレスは眼圧を上げる】アドラー目的論で未来志向になる方法

原因追求よりも大事？！アドラーの目的論で未来志向の頭になる方法

 

家庭や仕事などで問題が起きたとき、あなたはどのような考え方をしますか？
「どうしてこんなことになってしまったんだろう」とただただ自分や他人を責めてしまうこともあるかもしれません。

もちろん、それだけでは問題は解決しないことが多く、また、人間関係も悪くなってしまう可能性が高いです。そこで役に立つのが、アドラー心理学の目的論です。

今回は、目的論の内容や原因追求思考の落とし穴、目的論で未来志向になるための方法についてお伝えします。

 

1.　アドラー心理学の中心「目的論」ってなに？

アドラー心理学の中心的になっている考え方が、「目的論」です。
目的論は、「人が行動したり感情を抱いたりするのは、今何かの目的があるからだ」という考え方です。

「自分や他の人がどうしたいのか」という目的に視点をおくことで、問題が解決しやすくなります。
そのため、アドラーの目的論は、問題を解決するのに有効な考え方だと言われています。

また、問題を解決するということは、未来に進むということ。そのため、目的論は未来志向の考え方、と言われています。

 

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2.　原因追求では過去志向で問題が解決しない

目的論の逆の考え方が原因論です。
無限ループで思い悩んだり、必要以上に他人や自分を責めてしまうときは、この原因論の考えにはまってしまっている可能性があります。

原因論は、「人が行動したり感情を抱いたりするのは過去に何らかの原因があるからだ」というような考え方です。

問題が起きたとき、原因論の考え方をすると、「どうしてこうなったんだ」という過去視点になります。
過去のことはいくら頑張っても変えられませんので、原因追求の考えでは、後悔ばかりして問題を解決することができないことが多いようです。

 

3.　原因追求ばかりしていると責任転嫁してしまう

さらに、原因追求の考え方では、人間関係をも悪化してしまいます。
それは、原因論では、他人や環境に責任転嫁しやすいからです。

目的論では、「目的」を視点におくので、自分が問題の当事者になります。
しかし、原因論では、「原因」があったから今の自分があるという視点なので、どうしても被害者意識が強くなってしまうのです。

すると、「自分がこんなに辛いのはあいつのせいだ」「自分が苦労しているのは会社が悪い」というようにただただ責任転嫁し、問題を解決しようとしなくなってしまいます。

原因論では、過去に問題があるので、自分で問題解決の選択ができません。
そのことも、他人に責任転嫁してしまう原因になります。

 

4.　目的論で未来志向になるための考え方

トラブルに強い人間になるには、未来志向で問題を解決できる考え方を身につけることが大切です。
そのためには、目的論で物事を考えるようにしましょう。
方法はとても簡単です。

何か起こったときに

「どうしてこんなことになったんだ」
「なぜ、このようなことが起きたんだ」

と「どうして」や「なぜ」という考えをいったんやめましょう。
これでは、いつまで経っても答えは出ません。

そうではなく、

「自分（相手）はこれからどうしたいんだろう」
「そのためにはどうしていけばいいんだろう」

と目的を考えて、今何をすべきかに集中しましょう。
すると、トラブルが起きてもパニックにならずに対処できるようになります。

 

緑内障社長の一言コメント

問題が起きると、どうしても「どうして」「なぜ」と考えを巡らせてしまいます。
しかし、原因の追求のしすぎは、今の自分の選択肢を狭めることにもなるようです。
よりよい人間関係を作るためにも、未来志向で問題解決できる目的論の考えを身につけられるとよいのかもしれません。

参考：
「アドラー流　たった1分で伝わる言い方」戸田久実、岩井俊憲

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