【まとめ】眼のレンズの調整力をサポートする7つの栄養
目のピント調整の機能を助ける栄養は7つあります。それが、アスタキサンチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、クロセチン、ナイアシン。たとえば、玄米や豚肉、ヨーグルト、納豆、アーモンド、卵、たくあん等に含まれます。同時に眼筋を鍛えましょう。目の周辺の筋肉も、他の筋肉と同じように、年をとるにつれて衰えますし、鍛えれば成果をあげます。いわゆる視力回復トレーニングでも、眼筋を強化し、目の血流を改善し、脳を刺激することで、視力を回復しようとします。衰えた筋肉も、鍛えれば成果をあげるように、目の筋肉も例外ではありません。筋肉を鍛えて、補助する栄養をとり、血流を改善し、目を元気にしましょう。
光によるダメージから目を守るクロセチン
クロセチンは、クチナシの果実やサフランに含まれる黄色の天然色素で、強い抗酸化力と優れた抗炎症作用を持ちます。眼精疲労を改善したり、疲れ目からくる肩こりや血流の改善に効果的な成分です。毛様体筋の疲労改善効果が、実験でも確認されており、クロセチンが持つ抗酸化作用と抗炎症作用が、毛様体筋の栄養を支える眼球内の微小循環に影響を与え、眼精疲労が緩和されるのではないかと考えられています。* 毛様体筋は目の水晶体を調整する筋肉で、近くを見るときは収縮し、遠くを見るときはゆるみます。近くを見続けると、毛様体筋の収縮した状態が続いて疲労が蓄積され、血流が悪くなり、眼精疲労や目の病気、肩こりや頭痛の一因となります。また、通常眼球はデリケートなので不純物や異物が内部に入り込まないように保護されており、ルテインのように眼球内に元々ある成分は吸収されやすいが、一部の抗生物質などは目の中に入ることができません。クロセチンは目への親和性が高いという特徴があり、すばやく吸収されてその作用を発揮します。そして、クロセチンは光によるダメージから目を守り、さらには加齢黄斑変性症などの網膜障害を予防する可能性が示唆されています。
ビタミンB6がなぜ緑内障に効くのか
ビタミンB6が不足すると、アミノ酸の代謝が悪くなり神経伝達物質が不足し、神経系統に支障をきたします。牛レバー、玄米、大豆製品を食べて、目を元気にしてあげましょう。解説:ビタミンB6は、粘膜の健康維持を助けます。ビタミンB6は、たんぱく質の分解・合成を助け、皮膚や粘膜の健康維持に働きます。眼精疲労や、目の炎症を防ぎます。たんぱく質を利用する際に使われるので、不足すると皮膚や粘膜の新陳代謝に影響します。新陳代謝は、目を守る重要な仕組みですので、不足しないようにしたいですね。ただし、上限は守りましょう。1日200~500mgの大量摂取を続けると、腎臓結石ができたり、感覚神経障害がみられることがあります。