「鍼灸師が解説する緑内障の方の為の東洋医学講座」連載第7回のテーマは、目の症状タイプ別の特徴「肝血虚」です。

鍼灸師の先生による解説記事をどうぞご覧ください。

 

目の症状 東洋医学的にみたタイプ別の特徴1

前回までは東洋医学の概論を説明し、目のお悩みを東洋医学的に見た3タイプに分けました。

今回からはそれぞれの特徴について紹介していきます。

まずは、「肝血虚」タイプからです。日々感じる眼精疲労など軽いものも含めて、東洋医学で目の気になる症状といえばイコール「肝血虚」というほどに多くの人に当てはまりやすいタイプとなっています。

 

タイプ1: 肝血虚(かんけっきょ)

東洋医学的に見て、「目」は「肝」と非常に強い関連があります。

「目」の症状が出ている、気になるといえば、まずは「肝」の状態の異変を最初に考えることが多くなっています。

東洋医学的に見た「肝」は、西洋医学的に見た肝臓だけにはとどまらない概念で、「血」を貯蔵する働きがあると考えられています。

これを「蔵血作用(ぞうけつさよう)」と呼んでおり、食べ物など栄養を全身に送った後に残ったエネルギーを貯蔵する働きをしています。

実際に、西洋医学的に見た臓器の肝臓には、エネルギー源としてグリコーゲンを蓄えておく機能が備わっています。

肝臓は肺や胃、腸などと違い、機能が分かりづらい上、自分自身で異変を感じにくく、沈黙の臓器とも言われています。

東洋医学的に見た「肝」も肝臓と同様に、一見すると機能が分かりづらく、「目」には関わりがないように見えますが、「血」をつかさどるという重要な働きをしています。

さらに、「肝」には「気」を巡らせる働きもあるとされています。

そのため、日々の生活の中で感じるストレス、環境や気候の変化から受けるショックなどにより乱れやすくなる、自律神経の働きについても「肝」が重要な働きをします。

 

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血虚とは

「血虚」という状態は何らかの原因により、本来あるべき「血」が不足して、虚している状態です。

原因となるのは、ストレスや怒り、日常生活で目を酷使することによるものが多くなっています。

「血虚」のみの症状としては、顔面の蒼白、めまい、忘れっぽい、視力低下などがあります。

このように、肝血虚は「肝」で「血」の貯蔵に問題があり、「血」が不足してしまい、「血虚」が起きて「虚証」も同時に起きている状態となります。

同時に、「気」を巡らせる力も不足してしまうことも多いため、精神的や肉体的なストレス、疲労により益々悪化しやすくなります。

 

腎や心にも影響

さらに、「肝」に隣り合っている「腎」や「心」の影響も多く受けています。

「腎」「肝」「心」という順に並んでいると考えてください。

「腎」については次回詳しく紹介しますが、年齢を重ねることでゆらぎやすい要素です。

また、「心」は漢字の意味のとおり、心の状態や精神との関わりとも深くなっています。

そのため、東洋医学的に見て、眼精疲労や視力低下、白内障や緑内障など「目」の気になるお悩みは、年齢による「腎」が由来であるもの、日々のストレスなど精神状態からによる「心」からくるものを原因として考えることも多くあります。

「肝血虚」タイプの人は上記で紹介した状態に加えて、目が乾燥しやすい、視界がボンヤリとしてかすみやすいということが挙げられます。

また、脇腹など体の側面に痛みが出やすい、爪に変調をきたしやすい、食欲がわかず栄養が不足しがちであるという人も「肝血虚」タイプと考えてよいでしょう。

筋肉にも影響があらわれやすくなるため、目の周りがピクピクと動いたり、手足の筋肉がしびれたり、つりやすいという人もこのタイプと考えます。

 

執筆者プロフィール

ノダミライ
日本の鍼灸師国家資格、フランスのエステティシャン国家資格保持。日仏で約15年間活動後独立。美容鍼灸、エステ施術を行うほか、美容や東洋医学のライターとしても活動中。
 
 


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