【シニア世代は赤身肉で老化予防】赤身肉を食べて健康寿命を伸ばす方法

シニア世代ほどお肉が必要！赤身肉を食べて健康寿命を伸ばす方法

 

あなたは健康のためにお肉を控えていませんか？

実は、老化を防止して健康寿命を伸ばすためにはお肉を食べることも大切なんですよ。
お肉には、体に嬉しい成分がたくさん含まれているのです。

そこで今回は、お肉の効果とお肉で健康を維持するための方法についてお伝えします。

 

赤身肉は老化防止成分の宝庫

赤身肉は、代謝や体力を維持したり体を正常な状態に保つために重要な栄養素を豊富に含んでいます。

赤身肉に含まれる老化防止に効果的な栄養素は以下の5つが挙げられます。

 

ヘム鉄

貧血の予防に効果的なのが、ヘム鉄です。
ヘム鉄はほうれん草やプルーンなどに含まれる非ヘム鉄よりも吸収率がよく、さらに、緑茶などに含まれるタンニンによって吸収阻害がされにくい特徴があります。

 

亜鉛

亜鉛は体の中の様々な反応に関わっています。
代謝をスムーズにするためにも、亜鉛は必要不可欠な栄養素です。

 

タンパク質

細胞を構成する主要成分はタンパク質です。
特に筋肉量を増やすためには、良質なタンパク質を摂ることが大切です。
赤身肉に含まれるタンパク質は必須アミノ酸をバランスよく含んでいる良質なタンパク源となるんですよ。

 

ビタミンB12

ビタミンB群は様々な代謝を円滑にするのに不可欠な栄養素です。
特にビタミンB12は、造血や自律神経とも関わっている重要なビタミンなんですよ。

 

L-カルニチン

Lｰカルニチンとは、アミノ酸の一種です。
脂肪をエネルギー生産工場であるミトコンドリアに運び、燃やす働きがあります。
Lｰカルニチンを十分量補給することで、太りにくい体質になることができます。

 

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肉のアルブミンを増やす最高の食材

肉の働きで忘れてはならないのが、アルブミンを増やす効果です。

アルブミンとは、血液の血漿中に存在するタンパク質で、血漿タンパク質の6割を占める重要な物質です。

アルブミンの量は血液検査で調べることができるのですが、血清アルブミンの値を最も高める作用があるのが、お肉なのです。

 

アルブミン値は健康寿命の大切な指標

それでは、アルブミンは一体どのような効果を我々にもたらしてくれるのでしょうか？

アルブミンには大きく以下の2つの重要な働きがあります。

・血管内に水分を保持して、血液の量や水分の量を調整する
・脂肪酸やホルモンなど様々な物質とくっついて運搬する

また、アルブミンは健康寿命にも関係しており、アルブミンの量が少なくなることで、

・寿命が短くなる
・認知機能の低下リスクが約2倍に増える
・心臓病や脳卒中のリスクが約2.5倍に増える

と報告されています。

そのため、アルブミンの値は、栄養障害の重要な指標として用いられているんですよ。

 

肉を食べて老化防止する方法

重要な栄養素やアルブミンを増やすお肉は、シニア世代ほど積極的に摂りたい食材です。

しかし、お肉は動物性の脂肪も多く、カロリーも高いため、メタボの方は摂取に注意が必要です。

お肉で健康寿命を伸ばすためには、以下の方法とポイントを抑えるといいでしょう。

 

お肉と同量以上の野菜やキノコを摂る

お肉が体にいいと言っても、食べすぎは禁物です。
バランスのよい食事をするためにも、不足しがちな食物繊維を野菜やキノコからしっかりと摂りましょう。
野菜の摂取目安は、1日当たり350gです。

 

調理を工夫してカロリーを減らす

お肉を調理するときは、お肉の種類によって調理方法を変え、カロリーを減らすようにしましょう。
鶏肉であれば皮を取り除くことで、カロリーが約44%削減でき、豚肉は茹でると約24%のカット、牛肉はグリルすることで約20%のカロリーカットができます。

 

緑内障社長の一言コメント

高齢者の方の中には、お肉を敬遠する方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実は高齢者ほど気にせずお肉を摂った方がよいとのこと。お肉はがんとの関係も報告されているので摂りすぎは禁物ですが、だからといって摂らなさすぎも健康にはよくありません。アルブミン量を増やすためにも、お肉も適度に取り入れてみては、いかがでしょうか。

参考
「からだにいいこと」2017年6月号
「日経ヘルス」　2017年4月号
毎日新聞　医療プレミア
日本血液製剤協会

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